社長メッセージ

人間関係を通して成長させられる私たち

こんにちは。株式会社itten cosme の名倉です。

早いもので、今年も残すところあとわずかとなり、
たくさんの感謝や反省をして振り返る時期となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

密、ソーシャルディスタンス、自粛警察…

日本漢字能力検定協会の、2020年を表す漢字は「密」ということですが、
今までに経験したことがない生活スタイルに、変えさせられた一年でしたね。

ソーシャルディスタンスという言葉に違和感もなくなってきたでしょうし、
人との距離感やマスクに気を遣わなければいけない日常が続いています。

そして、偏った正義感や嫉妬心、不安感から、私的に取り締まりや攻撃を行う、
自粛警察と呼ばれる人たちが、ニュースに取り上げられることもありましたね。

平穏な日々が続いている時と、緊張感を持って過ごしている日々では、
ひとりひとりの精神状態にも、様々な違いや変化があって当然でしょう。

「過去と他人は変えらない」という大原則

自分とは違う考え方や価値観の人とも、共に暮らしているのが私たちですから、
正しいか正しくないかで議論をしても、意見がかみ合わないケースもあるものです。

「自分が変われば相手も変わる」というフレーズは、よき聞くフレーズでしょうが、
自分が変わる目的が相手を変えることにあるとしたら、裏切られることになるでしょう。

私たちが忘れてはいけないのは、「過去と他人は変えらない」という大原則です。
もちろん、他人の中には、配偶者や親や子ども、上司や部下や同僚も入っています。

相手を変えるために自分を変えようとすると、変わろうとしない相手にイラつき、
「自分だけが損をしている」と感じて腹を立て、相手との関係は悪化するでしょう。

たとえ、自分が変わったとしても、相手も変わってくれる保証は何一つありません。
では自分が変わるのは何のためでしょうか?それは他でもない自分のためなのです。

自分を成熟させるためであり、自分の幸せは自分で満たすという責任を果たしていくためです。
また、相手はどうであれ、まず先に自分が気分良く生活しながら幸せに生きるためです。

そして、相手に対しても寛容な心で接することで、良い人間関係を保つためです。
相手や状況によって自分の幸せを奪われないようにするために自分を変えるのです。

そのような姿を通して、相手も「自分も変わりたい」と思う日が来るかも知れません。
相手を変えることはできなくても、相手が自ら変わる可能性は大いにあるからです。

それでも、相手が変わってくれなかったとしても大丈夫です。
なぜなら、自分の幸せは自分で満たしていく自分になっているからです。

「自分が変わる」とは「自分を成長させる」

人間関係は、親しくなればなるほど関係は濃くなっていくものです。
そして、関係が濃くなるということは、影響し合うことが多くなるということです。

ですから、相手を変えるためではなく、自分が幸福に生きるために自分を変えるなら、
相手との関係は良好に保たれ続け、相手に対する影響力は確実に強くなるでしょう。

そして、「自分が変わる」とは「自分を成長させる」ということです。
自分を成長させることによって自分が変わるなら、人間関係は改善されていくでしょう。

今年も大変お世話になりました。
来る新年が、あなたにとって最高のものとなりますよう心からお祈りしています。

-社長メッセージ

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