こんにちは。株式会社itten cosme の名倉です。
マスクをしない生活があたりまえだった時代が、
一昔前に感じますがいかがお過ごしでしょうか。
新型コロナウイルス感染拡大に関連した解雇や雇い止めで、
仕事を失った人が見込みを含めて累計10万人を越えました。
自分のせいだとは思えない試練も経験するのが人生ですが、
以前の生活には戻れないと腹をくくって生きるしかありませんね。
娘達に書き遺した詩「あたりまえ」
下記の詩は、若くして悪性腫瘍で片足を失い、
さらに肺への転移により逝かれた井村和清という医師が、
死ぬ20日前に、まだ幼い娘さんとこれから生まれてくる娘さんに贈った、
手記の中に書き遺した『あたりまえ』という詩です。
『あたりまえ』 井村和清
こんなすばらしいことを、
みんなはなぜよろこばないのでしょう。
あたりまえであることを。
お父さんがいる。お母さんがいる。
手が二本あって、足が二本ある。
行きたいところへ自分で歩いて行ける。
手を伸ばせばなんでもとれる。
音が聞こえて声が出る。
こんなしあわせはあるでしょうか。
しかし、だれもそれをよろこばない。
あたりまえだ、と笑ってすます。
食事が食べられる。
夜になるとちゃんと眠れ、
そして、また、朝が来る。
空気を胸いっぱいにすえる。
笑える、泣ける、叫ぶこともできる。
走り回れる、みんなあたりまえのこと。
こんなすばらしいことを、
みんなは決してよろこばない。
そのありがたさを知っているのは、
それをなくした人たちだけ。
なぜでしょう。
あたりまえ。
あたりまえのことがすばらしい
井村和清医師は言ったそうです。
「あたりまえのことがすばらしい。でもみんなは決してよろこばない。
そのありがたさを知っているのは、それをなくした人たちだけ」と。
今週も、あなたが健やかな心で楽しく過ごせますよう、心からお祈りしています。