こんにちは。株式会社itten cosme の名倉です。
暦の上では、冬と別れ春と出会いましたが、いかがお過ごしでしょうか。
私たちは、何も持たずに生まれ、何も持たずに地上での生涯を終えます。
その過程では誰にでも、得たものや失ったものがあるでしょうが、
失ったものを数えるか残っているものを数えるかで、気持ちが変わります。
ある牧師と1人のビジネスマン
ある牧師のもとに相談に来た、1人のビジネスマンが言いました。
「先生…もう終わりです。事業に失敗し全てを失いました。これから先、僕はどう生きたらいいのでしょう?」
深刻な悩みを告白しているビジネスマンの言葉を、静かに聞いていた牧師は質問しました。
「全てですか?本当に全てを失ったんですか?」
そして、ビジネスマンに言いました。
「ここに1枚の白紙があります。私の質問に答えて下さい。」
牧師 : 「あなたには奥さんはいますか?」
ビジネスマン : 「はい、います。僕にはもったいないほど良い妻です。」
牧師は、白紙に「良い妻」と書きました。
牧師 : 「お子さんはいらっしゃいますか?」
ビジネスマン : 「はい、僕には3人のかわいい子どもがいます。」
牧師は、白紙に「3人のかわいい子ども」と書きました。
牧師 : 「友達はいますか?」「あなたは健康ですか?」
ビジネスマン : 「そうですね。友達もいますし、これといった病気もないし…アレッ!?」
「改めて考えると、僕にはまだ残っているものがありました。」
成功する人は、自分に残っているものを数えている
世界では、たくさんの方が失望に襲われています。
それは、無くしたものや失った時間だけに、心が縛られているからです。
目を上げて回りを見渡すと、意外に次のチャンスが転がっている時があります。
成功する人は、自分に残っているものを数えます。失望する人は、自分が失ったものを数えています。
あなたは、どちらを数えているでしょうか。
今週も、あなたが健やかな心で楽しく過ごせますよう、心からお祈りしています。